キャッチ工法

キャッチ工法(雨漏れ0件)は屋根にまったく穴を開けずに金具を固定(通常、他社はビスで固定するために一度屋根材を貫通させます)でき、通常よりも多くの支持金具とレールを使用しております。しかも使用金具は、ステンレス品よりも耐赤錆性に優れているスーパーダイマという金属金具です。これにより、通常の工事よりもはるかに安心できる工法です。

施工手順

1.現場の確認
▼今回の現場
今回の現場は、盛岡市のA様邸です。シャープ製の太陽電池モジュール(パネル)を東西の屋根に振り分けて設置します。もちろん南に面した屋根が最適ですが、東西の2面でも十分発電してくれます。
2.採寸
▼採寸
A様邸は築10年という事でしたから、屋根の塗装をしてからの作業になりました。光っていますね。これで屋根の保護も出来ました。安心です。さて、最初の作業は架台(パネルをのせるレール)を設置する為の墨出し用の採寸からです。
3.墨出し
▼墨出し
ズレのないように糸をピンと張って墨出しです。真剣ですね。
4.金具の取り付け
▼金具の取り付け
墨に沿ってATキャッチ金具を取り付けます。金具は金属屋根の二重に重なった厚い部分にはさみ込みます。この上にモジュールをのせるレールがつきます。
▼金具の固定-1
インパクトドライバーでしっかりとナットを締めます。
▼金具の固定-2
さらにトルクレンチを使い、200kgの荷重をかけてガッチリと固定します。これで金具がズレたりはずれたりすることはありません。
▼金具の固定完了
金具の固定完了です。通常はここで指定の支持金具を使い、ビスで屋根に穴を開けて下地の木材に固定し、ブチルゴムやコーキング剤を使用し、雨漏りをしないようにしますが、ごらんの通りキャッチ工法では一切穴を開けません。ですから、雨漏りの心配が全く無い安心工法なのです。
▼全ての金具を取り付け
メーカーの施工認定ID資格を取得している施工士が段取り良く取り付けていきます。
▼金具の取り付け完了
アッという間に、金具の取り付けが終了しました。金具も屋根も光っていてきれいですね。支持金具は通常の7〜10倍使用しますが、屋根への重量の負担はそれほどありません
5.ATレールの取り付け
▼ATレール組み込み
次は、ATレールの組み込みです。このレール上に、太陽電池モジュール(パネル)がのります。先に取り付けたATキャッチ金具とこのATレールはともにスーパーダイマという金属を使用しております。
※スーパーダイマ
亜鉛を主にアルミニウム(11%)、マグネシウム(3%)、微量のシリコンで構成されている高耐食性めっき鋼版
[ステンレス品よりも表面の耐赤錆性に優れた耐食性を示しています]
▼ATレール調整
レールもズレない様に、しっかりと調整します。
▼ATレール固定-1
固定金具を使って締め上げます。
▼ATレール固定-2
やはり、ここでもトルクレンチを使い、しっかりと固定します。
▼ATレール取り付け完了
さすがに熟練の専門施工士です。早いですネ。ここまで墨出しからわずか1時間位です。
6.ケーブルの取り付け
▼ケーブル取り付け
今回の設置は東西の2面なので、ケーブルで渡りを取ります。
▼ケーブル結束
ケーブルをまとめてきれいに結束します。モジュールの下の見えない場所でも決して手を抜きません。
7.太陽電池モジュール設置
▼太陽電池モジュール設置
いよいよ太陽電池モジュールの設置です。このパネルが電気を作ってくれる訳ですね。
▼ケーブル接続
ケーブルのジョイントもしっかりと確認を行います。
▼アース線取り付け
アース線もきちんと取り付けます。
▼二手に分かれて作業
施工士は、多くの現場をこなしていますから、手際よく、二手に分かれて作業します。
▼スペーサー金具取り付け
スペーサー金具もしっかりと。
▼カバー取り付け
モジュールの間の隙間をなくす為のカバーも取り付けます。
▼寸法の確認
疲れて寝ている訳ではありません。モジュールの並びをミリ単位の狂いも無くすた為に、寸法を確認中です。
8.太陽電池モジュール設置完了
▼設置完了-1
寸分の狂いもなく、みごとに設置完了です。全くすばらしい。
▼設置完了-2
東面です。ピシッと決まっているでしょう。
▼設置完了-3
西面もピシッ!施工士も嬉しくてスキップしています。(本当は歩いているだけですが)
9.周辺機器の設置
▼パワーコンディショナ設置
続いては、パワーコンディショナの設置です。太陽光発電システムについては、この機器が重要な役割を果たします。シャープ製は、これ1台に接続・昇圧ユニットを内蔵しているので、外に壁付けができます。他社は室内に設置します。
▼モニター設置
発電状況がひと目で数字とグラフでわかるモニターも設置します。
▼非常用コンセント取り付け
モニターの下部には、停電時でも自家発電の電気を利用できるように、非常用コンセントも取り付けます。
▼ブレーカーに接続
分電盤のブレーカーに発電した電気が入ってくるように、接続も完了しました。
▼売電用メーター設置
売電用のメーターを設置して、工事の完了です。この数日後に電力会社さんが連携工事を行い、電気の売り買いが始まります。たくさん発電してくれて、いくら位売れるかが楽しみです。完工までは、モジュール(パネル)の設置に1日、電気工事に1日の2日間で終了です。

キャッチ工法のポイント

●ポイント1

長い年月の設置でも太陽光発電システムの工事で一番心配な雨漏りの心配が全くありません。

●ポイント2

屋根と太陽電池モジュールに対しての固定接地面が非常に多いために、暴風や大地震(東日本大震災で実証済み)にも強く、パネルのズレや落下の心配も全くいりません。

●ポイント3

サビに強い金属を使用していることから、屋根材の劣化の心配もいりません。
まさに、大事なお家を守ってくれる屋根を守る安心工法です。

ご注意

近年、上記の事項に反しお客様に重大な誤解を与える事由を触れ回っている悪質な業者や営業マンが急増しております。お気をつけ下さい。
キャッチ工法は、太陽光発電メーカーの指定工事以外では唯一、10年〜20年保証を受けられるメーカー認定工法です。